配信のコメント投票を、OBS の画面に出す方法

「次は何をやる? コメントで決めて!」

配信で視聴者に選んでもらうのは、いちばん手軽な参加型の企画です。 ところが実際にやってみると、こんなことが起きます。

  • コメントが流れて、どれが何票か数えられない
  • 「1」「1」「①」と書き方がばらばらで、数え間違える
  • 同じ人が何度も書き込んで、票が偏る
  • 集計している間、配信が止まる

この記事では、コメント投票を OBS の画面に棒グラフで出して、自動で数える方法をまとめます。

投票を数える3つのやり方

1. 目で数える

コメント欄を見ながら、配信者が数えます。

  • よいところ:準備がいらない
  • つらいところ:人数が増えると数えきれない。配信が止まる。数え間違いを指摘されやすい

2. 配信サイトのアンケート機能を使う

YouTube のアンケートなど、配信サイトについている機能を使います。

  • よいところ:公式の機能なので安定している
  • つらいところ:配信画面には映らないことが多い。見せ方を自分で決められない

3. 投票ボードを OBS に置く

コメントを数えて、配信画面に棒グラフで出す専用の表示を置くやり方です。

  • よいところ:票がその場で棒グラフになって伸びるので、視聴者が盛り上がる。数えるのは自動
  • つらいところ:最初に一度だけ設定が要る

投票ボードでできること

穂積 蒼の「参加型 投票ボード」を例に、できることを並べます。

コメントの書き方がばらばらでも数える 半角の「1」、全角の「1」、丸数字の「①」、どれでも同じ1票として数えます。 「1です」のように余計な文字が付いたコメントは数えません(誤集計を防ぐため)。

同じ人は1票まで 同じ視聴者が何度書き込んでも、票は増えません。 「1」と書いたあとに「2」と書いたら、2 に乗り換えます。 乗り換えさせたくなければ、設定で「最初の1票だけ」にもできます。

結果を伏せて、最後に発表できる これがいちばん盛り上がる使い方です。伏せかたは4つから選べます。

伏せかた見えるもの
伏せない最初から票数も棒も見える
数字だけ隠す票数は「?」、%と棒は見える
棒だけ動く票数も%も「?」、棒の長さだけ動く
全部隠す結果発表まで何も分からない

「棒だけ動く」にすると、視聴者はどれが勝っていそうかは分かるのに、何票かは分からない。 「結果発表」を押した瞬間に数字が一斉に開いて、1位が光ります。

タイマーで自動締め切り 秒数を入れておくと、受付開始からその秒数で自動的に締め切ります。

結果をそのまま X に貼れる 「いまの結果をコピー」で、順位と票数を並べたテキストが出ます。配信の告知や振り返りにそのまま使えます。

導入は3手順

手順1:ZIP を展開する ZIP を右クリック →「すべて展開」。ZIP の中のままでは動きません。

手順2:OBS に表示側を追加する OBS の「ソース」の + →「ブラウザ」→「ローカルファイル」にチェック → index.html を選びます。 幅 800・高さ 450 くらいが目安です。縦長の配信なら、幅 375・高さ 812 にすると縦型に変わります。

手順3:操作側をドックに登録する OBS のメニュー →「ドック」→「カスタムブラウザドック」に、panel.html の場所を入れます。

配信中の流れ

  1. 操作パネルで質問と選択肢を入れて、投票をつくる
  2. 「受付開始」を押す(ここからコメントを数える)
  3. 盛り上がったところで「締め切る」
  4. 「結果発表」を押す → 伏せていた数字が開いて、1位が光る

同じ質問でもう一度やるときは「同じ質問でもう一回」。前の結果は履歴に残ります。

コメントで自動集計する(わんコメ連動)

コメントビューア「わんコメ(OneComme)」を使っているなら、 コメント欄の「1」「2」を自動で票として数えます。

わんコメの「テンプレート」一覧に ZIP をそのままドラッグ&ドロップすると、 http://localhost:11180/templates/... のアドレスで開けるようになります。 このアドレスを OBS に入れる方法が、同期がいちばん安定します。

無料版と Pro 版

無料版Pro 版(¥800)
手動で+1/−1 して集計
選択肢の数3つまで6つまで
わんコメ連動(コメントで自動集計)×
伏せて発表・タイマー・結果コピー
画面の表示右下に小さく「Free」なし

まずは無料版で「OBS に置いて動くか」を確かめて、 コメントで自動集計したくなったら Pro 版、という選び方がおすすめです。

「棒だけ動く」で伏せて発表する様子は、こちらの15秒の動画で見られます。 https://www.youtube.com/watch?v=3dKRWrsWWP4

順番待ちボードと一緒に使う

参加型配信なら、投票で「何をやるか」を決めて、順番待ちで「誰とやるか」を回す、という組み合わせができます。


投票は、視聴者が「自分の1票が画面に反映された」と感じた瞬間に、いちばん参加している実感が生まれます。 数えるのを自動にすれば、配信者はその瞬間を盛り上げることに集中できます。